最近の新築住宅は、防災・防犯上の見地から窓にシャッターを設置するケースが増えています。これまで台風の少ない北海道では雨戸のない家が一般的でしたが、近年の気候変動を考えると、これからは災害への備えが欠かせません。窓シャッターもそのひとつ。手動で開閉するタイプとワンタッチで操作できる電動タイプがあり、新築時だけではなくリフォームで後から取り付けることも可能です。
戸建て住宅の空き巣被害は、窓が侵入口となるケースが大半です。窓シャッターの設置はそうした犯罪の抑止効果大。文化シヤッターの窓シャッターは、スラット(カーテン部分)に無理なこじ開けを防ぐT型のフックを標準装備しているほか、電動タイプは自動的に施錠するロック機能も搭載。夜間や旅行時の防犯対策に威力を発揮します。
台風や竜巻など異常気象が増加している近年、心配なのが突風による飛来物です。窓が割れるとガラスが飛散して危険なだけではなく、吹き込む強風で屋根に圧力がかかり建物全体に被害が及ぶケースもあります。文化シヤッターの窓シャッターは耐風圧強度800Pa(負圧)を確保。台風などで飛ばされたきたものが衝突しても跳ね返す耐衝撃性能があります。
防火設備タイプの製品は、国土交通大臣の認定(EB-2340)を受けています。万が一、近隣で火災が発生した場合、延焼のおそれがある開口部には防火設備のシャッターが安全です。建築基準法で防火地域、準防火地域に建設される建物の開口部のうち、延焼のおそれのある部分には防火設備を使用するよう定められています。
換気・採光モデルは、スラットの連結部分に開閉可能なスリット(換気孔)を設けています。窓を開けてシャッターを半開や全閉にすれば、心地よい微風と微光だけを取り入れることが可能です。強い日差しをコントロールする「すだれ効果」で真夏も快適。他人の視線をさえぎることもでき、プライバシーの保護にも効果的です。
電動タイプの窓シャッターは窓を閉めたままリモコン操作で開閉できます。さらに、インターネット回線を利用して遠隔操作できるスマートタイプなら、外出先からスマートフォンで遠隔操作が可能。HEMSやスマートスピーカーと連携してより便利に使うこともできるようになりました。
天候が急激に悪化したら、外出先からスマホで窓シャッターを閉めることができます。シャッター1台ごとの操作はもちろん、家中の窓シャッターを一斉に開閉することも可能。タイマーを起床時間に設定しておけば、窓シャッターが自動的に開くので、自然光でさわやかに目覚めることもできます。
HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)との連動で、窓シャッターをエアコンなどの家電製品とまとめて操作できます。HEMSの機種によっては、気象庁が発表する警報に連動して自動で窓シャッターを閉鎖するものもあります。
話しかけるだけで窓シャッターの操作が可能に。リモコンが見つからない時や家事で手が離せない時、いつでもハンズフリーでコントロールできます。
外に張り出した出窓や外開きの勝手口など、外壁側に窓シャッターを設置できない場合、室内側に取り付けられるタイプがあります。事務所の受付カウンターなどにもご活用ください。
リフォームに最適な後付け専用の窓シャッターです。外壁や窓の形状に合わせて、さまざまなサイズやカラーをご用意。シャッター枠の出幅を抑えて、違和感のない仕上がりです。
外壁を施工する前に設置する、新築向けの製品です。スラット(カーテン部分)を格納するケースの出幅が小さく、すっきりとした仕上がりになります。
スラットの連結部分に設けたスリット(換気孔)を自在に調節。風と光をコントロールしながら家の中に取り入れることができます。電動タイプのみの製品です。
国土交通大臣の認定(EB-2340)を受けた防火設備タイプ。建築基準法の防火地域・準防火地域では、延焼のおそれのある開口部に防火設備を使用するよう定められています。